プログラミングをやっていると将来どうなる!? 人気ゲーム会社に直撃‼
プログラミング教育が小学校で必修化されてから4年。小学生のうちからプログラミングを学ぶことは、将来どのように役立つのでしょうか。
今回は、『ウマ娘 プリティーダービー』や『グランブルーファンタジー』などの人気ゲームを生み出している株式会社Cygamesのクリエイティブ教育推進室長の星野 健一さんに、プログラミングを学ぶことで身につく力や、日々プログラミングを学ぶ子どもたちへのメッセージをお伺いしました。
プログラミングの魅力
―プログラミングの勉強で身につくことは?
例えば、プログラミングでゲームやアプリケーションをつくることで、「考える力」がつきます。その力は、難しい問題を解決するのに欠かせません。この「考える力」は、プログラミング以外のことに取り組むときにも、役に立ちます。
―ゲームクリエイターにもプログラミングは必要ですか?
コンピュータで動くゲームをつくるときには、プログラミングは絶対に必要です。でも、ゲームクリエイターの中には、実際にプログラミングする人だけではなく、ゲームのルールを考える人や、絵や音楽や物語などをつくる人もいます。そういった人は、直接プログラミングすることはあまりありません。でも、プログラミングがわかっていると、自分がつくったものがコンピュータの中でどんなふうに使われるのかがわかるようになります。
だから、ゲームクリエイターにとって、プログラミングがわかっていることは、きっと強みのひとつになると思います。
プログラミングの可能性
―AIが進化する中で、人間のプログラミングスキルはどう変わっていくと思いますか?
プログラムを作ることは、AIが手伝ってくれるので、今よりもっと簡単になっていきます。そのぶん、作りたいものの内容を細かく考えたり、みんなにとって使いやすくて喜んでもらえるかを想像したりすることが、大切になってくると思います。AIと協力することで、いろいろなアイディアが、どんどんプログラムになっていくことを楽しみにしています。
子どもたちへのメッセージ
―ゼロワングランドスラムを応援している意義は?
コンテストや競技会は、プログラミングに取り組む子どもたちの目標のひとつとして、重要な存在だと思います。「ゼロワングランドスラム」は、リアルタイムでプログラミングの技術を競う点が一般的なプログラミングコンテストと異なり、ユニークで貴重な存在であると感じています。
この大会に参加することを通して、プログラミングの楽しさと自分のプログラミングスキルを再確認し、より高い目標を目指しながら成長していってもらえることを期待しています。
―「プログラミングは難しそう」と思っている子どもたちに伝えたいことは?
プログラミングと聞くと、ちょっと難しそう……と思う人もいると思います。でも、触れてみると、とても楽しいということがわかります。そして、プログラミングでできることが増えると、もっと楽しくなります。だから、まずはプログラミングに触ってみましょう。
企業紹介
― 株式会社Cygames
Cygamesは「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンのもと、『ウマ娘 プリティーダービー』や『グランブルーファンタジー』などのゲームのほか、アニメや漫画など、さまざまなエンターテインメントコンテンツを届けています。