変化の激しい時代に子どもたちに必要な力と、保護者の関わり方とは?-いまこそ挑戦したい、「KOOV®」と「思考力チャレンジ」

子どもたちに必要な力が問われ続ける、この変化の激しい時代。
ロボットプログラミング教材「KOOV®」と、この夏開催の「思考力チャレンジ」は、この時代にふさわしい、学びのかたちを提案しています。
今回はKOOV®の開発を手がけるソニー・グローバルエデュケーションの安藤亮さんに、これからの教育に求められる力や、「思考力チャレンジ」の特長について伺いました。

KOOV®が育てるのは、プログラミングスキル以上の力。

―KOOV®といえば、ゼログラの競技ロボットとして使用され、子どもたちの挑戦の幅を広げる大事な役割を果たしています。ゼログラにはどんな印象を持っていますか?

ゼログラでは、画面上のプログラミングだけでなく、実際にロボットを動かしたり、ゲーム開発をチームで行ったりすることで、試行錯誤する力や集中力、さらにはチームで協力する力まで育まれます。こうした力は、KOOV®の開発においても大切にしているポイントです。

ゼロワングランドスラム 大会使用の様子

―多くの教育現場やご家庭で使われているKOOV®ですが、上記のような力のほか、子どもたちにはどのような成長が見られますか?

いろいろな電子パーツを理解し制御することで、普段の生活の中で「ここにはこんなセンサーがあるな」「こういう動きをしているな」ということに気づくようになります。身の回りのことを自分事化して捉えることができる、関心をもつことができるようになることは、大きな成長と言えます。

―KOOV®は近年、パーツが充実しているアドバンスキットだけでなく、構成パーツを絞った手頃なモデルも登場し、より多くの層にリーチしていますね。

はい。さらに、ロボットプログラミングをしてみたいけど、ハードのコストを抑えたいという人におすすめの「VIRTUAL KOOV(バーチャルクーブ)」も展開しています。バーチャル空間上で重力や摩擦なども再現しているので、リアリティのあるプログラミング体験ができます。コストや環境の制約を取り払うことで、教育格差を減らせるように展開していきたいですね。

▶「VIRTUAL KOOV(バーチャルクーブ)」

変化の激しい時代に必要なのは、「主体的に臨む力」

―プログラミング教育とあわせて語られることが多い、この変化が激しい時代の子どもたちに必要な力はどういうものだと考えていますか?

社会にでると、今まで学んだ知識だけでは解決できないような新しい仕事や自分の専門外のものに向き合わなくてはならないこともあります。そのときに「わたしはできません」では活躍できませんよね。新しいことや変化から逃げずに受け入れるとか、積極的に関わっていくという姿勢は、より大切だと思います。

―教育現場でも、学びの在り方そのものが変化していると思います。

そうですね。とりわけ「個別最適化」というキーワードに注目すると、従来の紙中心の学びにデジタル教材を組み合わせることで、子ども自身が自分に合った学び方を選べる時代です。余白の大きい学びの機会を増やしていくことが、主体的な姿勢を生む鍵になると考えています。

この夏注目!「思考力チャレンジ」で実現する学びの循環

―この夏、オンラインで思考力を試す全国規模の「思考力チャレンジ」を実施されますね。一番の特長として、個人に合わせた問題設定が可能なので、無理なく自然に「思考力」が試される設計になっています。

開始時には、年齢に応じて、問題数や難易度、制限時間が設定されますが、解答の進行によってリアルタイムに調整されるので、ちょうどいいレベルで問題を解き続けることができます。
また、出題は「情報読解」、「空間認識」、「探索」の3領域に分かれており、受検後はスコア分析や解説が確認できます。結果レポートを通して、目に見えにくい「思考力」を客観的に可視化できることが、今後の学び方や声かけのヒントにもなります。 

―しかも無料でオンラインで参加できるので、気軽にチャレンジできますね。

はい。オンライン参加にした背景には、もうひとつ、思考力は特別な場で測るものではなく、日常の中で育てられるし、測られる、ということを伝えたかったという点もあります。

問題はちょっと変わってる?でも、子どもが夢中になる理由

小1・2相当 基礎レベルの問題

―問題文の場面設定も、子どもたちが想像しやすい日常の場面が切り取られていて、まさしくそれを表しているように感じました。そのほか、問題制作で工夫した点はどんなことですか。

「考えることが楽しい!」と感じてもらえるような問題を展開しています。
空間認識問題:テンポよくゲーム感覚で解けるもの
探索問題:パズル感覚で試行錯誤ができるもの
情報読解:謎解きのようなひらめきが問われるものから、じっくりと文章を読み解く必要があるもの、といった具合です。これらをデジタルならではの表現を活用しながら出題しており、夢中になって解き進めることができます。

小学5・6年相当 基礎レベルの問題

結果が見えるから続けられる。子どもと一緒に歩む、思考力の成長

―さらに、受検後のフィードバックで、各領域の得点や理解度、問題ごとの復習サポートが提供されます。保護者さんたちにどのように活用してほしいですか?

受検後に受け取る分析レポートのイメージ

お子さまの得意・不得意領域や思考の傾向を情報収集できるというのが最大のメリットです。学習の方向性をお子さまと一緒に確認すると、ご家庭での声かけやサポートが充実し、より良い学びの循環を生むことができると思います。

―保護者も子どもと一緒に「思考力チャレンジ」を体験することで、普段の生活の中で思考力を伸ばすヒントも得られそうです。

そうですね。思考力を意識しながら、お互い問いかけをする、問題を考えてみる、といった、楽しい親子コミュニケーションの機会も増やせると思うので、ぜひ一緒に挑戦してほしいです。

未来を生きる子どもたちへ、保護者ができる「伴走」とは

―最後に、保護者の方へ向けてメッセージをお願いします。

まずは、ゼログラや思考力チャレンジもそうですが、このような機会に子ども一人でたどり着いてエントリーするのは現実的に不可能なので、親子でアンテナをはって、「一緒に挑戦しようよ!」という形で、お子さまと一緒に伴走してほしいです。機会を見つけたら積極的にエントリーする、場合によっては引っ張っていくくらいでもいいのではないかと思っています。

―今の子どもたちの学び方や内容は、親世代のそれとは大きく異なることで戸惑う保護者も多くいらっしゃるようです。

昔と同じ学習内容でも、問題の設計が全然違うということは多々あります。答えがなかったり、逆に無数に答えがあったりする中で、自分の意見をアウトプットする形式などはまさにそれですよね。今の子どもたちは、より複雑な問いに挑戦しています。だからこそ、保護者自身も寄り添って、場合によっては体験していくことが、子どもを支える何よりの応援になります。
保護者の方がお子さまに寄り添っていただける機会を、私たちもたくさん作っていきたいなと思っています。

プロフィール

― 安藤 亮さん
ソニー・グローバルエデュケーション 2018年入社。
ワークショップの企画開発・ロボットプログラミングイベントの実績多数。
「KOOVの楽しさと学びを伝える人」の肩書を持ち、全国各地で幼児から大人まで巻き込んで、楽しくロボットを作っています。

― 株式会社ソニー・グローバルエデュケーション
ソニーの研究所のエンジニアが中心となって、2015年4月に設立したソニーグループの教育系事業会社。「来たるべき社会の教育インフラを創造する。」をミッションとする。 IT化やグローバル化が進む社会で必要となる21世紀型スキルを育成する教材・サービスを世界規模で展開。ロボット・プログラミング学習キット「KOOV®」(クーブ)や、AI時代を生き抜く「考える力」を育む「LOGIQ LABO®」(ロジックラボ)、「5つの思考回路™」で思考力を鍛えられる「5分で論理的思考力ドリル」などの商品やサービスを企画・開発・運営している。

▶KOOV®
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